さよならなんて手を振れないまま。

あの日から1年が経ちました。ゲームニッキが終わったあの日からです。幕が閉じた舞台の前で未だにずっと突っ立っている感じ…忘れられないって怖いです。5年前に嘘つきな男が連載を始めますという一通のメールと共に始まったニッキ。毎日毎日時間を気にして18時になった瞬間にウェブに繋いでドキドキしてワクワクしていた4年間を昨日の事の様に思い出します。Xからはニッキの画面の色と同じ青いノートに全文書き写したりしていました。去年の今日は小さな子供の様に大泣きしていたなあ。今思い返すと恥ずかしい位に呆然として長い間悲しみの淵に立っていたのです。それだけにのみあさんの言葉に頼っていたの。今の時間を、リアルタイムで感じられる読める言葉をずっと支えにして居たの。その日の天気の話だけでも自分は嬉しかった。毎日書いてくれる事にただただ感謝しかありませんでした。多忙過ぎてニッキが書けない状況だったんだろうなとかやっぱり色々考えてしまうけれど。1年経った今改めてニッキを読み返していると辿り着くその441…タイトルに富良野と書かれたその日のニッキ…私がその時に残した文字じゃやっぱり全部が足りなかった。なのでにのみあさんが言う、

道は真っ直ぐじゃございませんから、
また皆様の道と交わる時がくるでしょう。

そのいつかを今でもずっと待っています。